ウィーン・モダン展
ウィーン・モダン展に行ってきました。
オーストリアの街ウィーンは、モーツァルトやベートーヴェン、シューベルトやブラームスなどなど、たくさんの音楽家たちが暮らし、活躍した街ですが、そんなウィーンの世紀末にスポットを当てた展覧会でした。
作品の展示数がとても多く興味深い作品がたくさんありましたが、音楽関係で印象に残ったものは、シューベルトの眼鏡!本物です。
シューベルトがかけていた実物が目の前にあるなんて、すごいなぁ!と思ったのですが、そのすぐ隣には音楽の教科書などで目にするシューベルトの1番有名な肖像画が展示してあり、目の前にある眼鏡をかけたシューベルトの姿が描かれているので、さらに感動しました。
また、“考える人”で有名な彫刻家ロダンによるマーラーの肖像があり、今の時代から見ればロダンもマーラーも歴史上の人物という感じがしますが、2人の芸術家は交流があったことが伺え、当時を生きていたことをリアルに感じることができて印象的でした。
あとはやはり画家クリムトの作品は素晴らしいものがたくさんありました。
ウィーン分離派と呼ばれるクリムトと仲間たちが結成したグループによる展覧会では、ベートーヴェンの第九をテーマにした回もあり、ジャンルを越えてベートーヴェンがリスペクトされていたことがわかります。
この分離派による当時の展覧会のポスターが毎回すごくオシャレで、今観ても古さを全く感じないのが本当にカッコイイなと思いました!
今回は特に音楽家に関する作品も多かったので、より楽しく鑑賞できました♪