演奏前の習慣
先日、大学時代からの恩師の発表会があり参加してきました。
今年は暖冬ですが、当日は冬らしい底冷えするような寒さでした。
寒い時期の本番は指や身体が動きにくくなるので、演奏前の準備に特に気を配ります。
カイロや手袋で指先を温めたりもしますが、指だけが温まっていても身体が動かないと思ったように演奏できないことが多いです。
演奏する際は腕の出るワンピースやドレスが多いので、カーディガンやストールで身体が冷えないようにしたり、全身の軽い体操やストレッチをして血流を良くすることを心がけています。
自分の出番までじっと動かず座って待っているとますますドキドキしてしまうので、緊張を紛らわせるために動いているのもあります。笑
あとは冬だけに限りませんが、満腹でも空腹でも集中できないので演奏前の食事は量やタイミングを考えたり、演奏中に頭が働くようにチョコレートや飴などで糖分を摂ったりします。
自分にとって何をすると良い状態で演奏できるか、またはあまり良くないのかを知るには、たくさん本番を重ねていろんな状態や状況を経験して学んできたことが多いですが、 ”これをすると上手くいく！” ということをひとつでも見つけられると、気持ちの面でも助けられると思います。
大切な場面で自分の力が発揮できるように準備することは、受験や部活の試合などピアノ以外の機会にも活かせると思うので、生徒さんたちにもいろんな経験を通じて学び、成長していってほしいなと思っています。
